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はてブロ::koyhoge

こいほげが技術以外のことを書くブログ

攻殻機動隊ARISEの舞台を観てきた

池袋の東京芸術劇場プレイハウスで上演中の「攻殻機動隊ARISE : GHOST is ALIVE」を観てきた。

kokaku-a-stage.jp

2015年11月13日19時の回を鑑賞してきた。MOOGIFT中津川さんに会った際にプッシュされて、その時は行く気はほぼなかったのだけど、e+ で割引チケットが販売されていて、ネタとしても面白いんじゃないだろうかという事で見に行くことにした。ちなみにチケット代は通常 6,800 円が e+ の割引で 4,900 円。

会場に入る際に偏光グラスの 3D メガネを渡されて、舞台中は基本的にずっとそのグラスをかけっぱなしで鑑賞することになる。

今回の舞台はオリジナルのストーリーではなく、アニメ版の Border:2 と Border:3 合わせて再構築してアレンジを加えた感じ。同じ回を鑑賞した @masuidrive さんはコミック版の物語に近いと言っていたけど、自分は ARISE をアニメ版しか見てないので、そこはよく分からない。観客層的にはおそらく問題ないだろうが、アニメなりコミックなりのオリジナルをすでに知っている人じゃないと、たぶんストーリーは追えない感じ。そのくらい舞台単品としては説明不十分。

舞台のアレンジ部分としては、主に次の点。

  • ちょっと違うキャラの性格
  • ちょっと違う物語
  • かなりヘボい3DCG

オリジナル絶対主義じゃないので違う部分があってももちろん良いのだけど、あえて変えてくる意味は良く分からなかった。バトーがヤンキーノリになってたのはかなり違和感があったし、背景に映し出される街並みや電脳空間の描写がアニメのそれと比べてあまりにヘボいのには、「劣化コピー」という単語が頭に浮かぶのを抑えることができなかった。

舞台としての良かった点は、

  • 舞台の背景に分割可能な大型スクリーンがあって、擬似立体映像が映し出されるのは面白い体験
  • 3種の大道具(金属パイプの陸橋的なもの、斜め台、床からの飛び出し)の使い方は上手かった
  • 荒巻の声がアニメのまんまだぞと思ったら、アニメで荒巻を演じている塾一久さん本人が演じていた
  • 主役の草薙素子を演じた青野楓さんが良い味を出していた

逆に悪かった点としては、

  • 部外者のトグサをいきなりアジトに連れて来ちゃあかんやろ
  • パズに「同じ女は二度と抱かない」を何度も言い直させるプレイ、内輪過ぎて意味分かんない
  • 上のシーンも含めて、笑いどころがいくつかあるのだけど、どれもスベっていた
  • 物語を改変するのはいいけど、全然が整理されていないので、何が起きているのかが分かりにくい。つまり原作のシーンを再現しているというシチュエーションが延々と積み重ねられるだけ、という印象になる。

まとめると、新しい舞台鑑賞体験としてはまあまぁ面白かったけど、芝居そのものとしては原作を変になぞろうとするあまり、妙に肩の張ったあまり心に響いて来ないものになったなぁという感想。攻殻機動隊じゃなくて別の芝居でこの体験をしてみたいと思った。